晴れている日は、通勤電車の中から雪をかぶった富士の姿が見えるように

なってきました。

私はなぜか朝、富士山が見えると元気になってきます。

あなたはどんな元気の素をお持ちですか?

それでは【なあなあ四方山話】第14回をお届けいたします。

 

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自分自身への弔辞

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「先が見えないんだよねぇ~」

「何をどうしていいか分らないんだよねぇ~」

のっけから何とも元気のないような話で申し訳ありません。

先行きが不透明な時代が長く続くと、ついついこんな会話が

増えてきてしまいます。

確かにどうしようもない気持ちで一杯なんだろうと思います。

私は、2004年に産業カウンセラー協会で交流分析(ベーシンク)

を受講しました。

最後の方の実習に「自分自身に対する弔辞を書く」というのがありました。

こんなやり方です。

・ あなたは何歳で死ぬ予定ですか?

・ あなたのお葬式で、あなたに一番近い人ということで、あなた自身が

亡くなったあなたへおくる弔辞を書いてください。

・ 今ここに生きているあなたのこれまでの経験、そして、これから亡くなるまでの

あなたがどんなふうに生きてきたのかを十分に書き込んでください。

・ あなた自身の頑張り、家族や同僚、知人友人からのサポートに対する感謝の気持

といったものも入るかもしれません。

ということで、私も書いてみました。

私がこれを書いたのは、ちょうど勤めていた会社を早期退職した頃です。

何ともいい加減な話ですが、その当時、私はこれから先何で生計を立てていくのか、

全く具体的にイメージできていませんでした。

ところが、今思い返してみると、10年前に書いた「自分自身への弔辞」と

ほぼ同じようなストーリーを歩んできているように思えます。

そうなんです。

早期退職後、少し時間は空きましたが、2007年からカウンセリングや研修講師

という仕事を始めています。

そして、このメール・マガジンをお届けしている多くの方にサポートいただきながら

何とか仕事をしています。

ということで、冒頭の会話に戻るのですが、今は先の見えないトンネルの中に

いるような気がしていたり、何から手をつけていいやら分からない状況にあるときこ
そ、

将来も含めた「自分自身への弔辞」書いてみませんか?

いろいろと先のことを考えることで気分が変わるということもありますし、

今まで生きてきた経験のなかからご自身の持つリソースに気づかれることも

あると思います。

以前にも悩まれたり、困ったりしたことはあると思います。

多分必ずあります。

そんな時にどう対応してきたのか?

それと同じでなくても、似通ったことで今回の状況から抜け出す方法は何かないか?

というように、これまでとは違った視点で考えることができます。

そして、何よりこれから先に描いたことを実現するために、今何をしておくべきか

といったことにも考えが及ぶようになってきます。

人は自分で考え、そして描いたことを実現するための力を持っています。

人から言われたり、アドバイスしてもらったことも、自分の中で一度考え、

そして、それを選択して決めていくことでOKです。

今置かれている状況から脱出したいと考えているあなたには必ず良い結果をもたらす
と思います。

「自分自身への弔辞」

一度書いてみてはいかがでしょうか。

ご感想、ご意見をお待ちいたしております。

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